残存歯保存治療

残存歯保存治療とは？

残存歯保存治療とは一言でいうと天然歯や神経を残す治療のことです。虫歯が重度であったり、歯が割れていた場合、抜歯が多く行われてきました。当院では、歯の根を生かす治療や親知らずを移植するなど自然な歯を残せる場合もあります。

こんな場合に移植や再植を行います

• 根幹治療で解決できなかった場合
• 歯が大きく割れてしまった場合
• 適応する親知らずがある場合

当院の残存歯保存治療

歯の移植

移植とは文字通り、別の箇所に生えている歯を該当箇所へ植え込む治療のことです。歯を欠損した場合は、インプラント、入れ歯、ブリッジなどの方法があり、移植は天然歯を残したい際の最終手段的な治療になります。ご自身に移植に問題のない親知らずがある方は、親知らずを取り出し移します。また、ドナーに健康な歯や組織を提供してもらうやり方もあります。

再植

歯が大きく折れた際や病変がある際、一度歯を抜き、該当部分を削ったり、リペアしたりした後に元の位置に戻す治療です。

移植・再植のメリット・デメリット

メリット

• 周辺の歯に負担をかけない
• 移植後、矯正治療ができる
• 歯触り、噛み心地が自然

デメリット

• 条件に合った歯が必要
• 高度な技術を要する
• 顎の骨の状態に左右される

移植や再植には歯根膜の状態の良さが重要です。
歯根膜とは、歯と骨をつなぐ組織の膜のこと。膜の中には再生を助ける細胞が眠っています。その細胞が死んでいたり、膜が乾いていたりすると手術ができなくなってしまいます。
また特殊な技術と経験がなければ難しい治療でもあります。当院では、長年口腔外科治療で手術に携わってきた医師が対応いたしますので、ご安心ください。