高齢者歯科

お口の健康から全身の健康まで

山下浩歯科医院は、口内のケアや機能を維持することで、全身の健康を守っていく高齢者歯科の治療に力を入れています。
お口の病気である歯周病と多くの全身疾患が密接な関係にあることは、現在多数の研究によって証明されています。歯周病のコントロールができないと、体の病気が悪化したり、治療の効果がなかったりと、状況をより悪化させてしまうことがあります。また、食べものを摂取するための入り口であるお口にトラブルがあると、そこから体全体にも健康被害が起きる可能性があります。口腔環境と体の健康についても、プロフェッショナルである歯科医師にご相談いただければと存じます。

歯周病が全身に与える影響

歯周病は「糖尿病が悪化」「アルツハイマー（認知症）になりやすい」「心筋梗塞や脳梗塞の確率が高まる」など多くの全身疾患に影響を与える事実が知られてきています。これは単に歯科だけ、あるいは医科だけの問題ではなく、いまや関連づけてリスク回避すべき問題です。
医科で治療したにも関わらずなかなか改善しない時、歯周病の治療やお口のケアを徹底したら病気が快方に向かったというケースは少なくありません。その因果関係さえ注意して双方の治療にあたることで、早期問題解決につながる可能性が高まります。患者さんにもそのことを知っていただき、将来的な全身疾患のリスクを減らすためにも、まずはお口のケアから始めましょう。

当院の高齢者歯科治療

オーラルフレイル

歯やお口の不調をきっかけに、食べこぼしが多くなったり、食事がとりづらくなったり、滑舌が悪くなるなどすることを「オーラルフレイル」といいます。症状が進行すると、さらに筋力が低下。歩くのにも支障が出るなどの全身虚弱状態「フレイル」に至ります。
生活に支障をきたさない健康な状態と機能障害の間の状態であるものの、体が衰えるきっかけの一症状として専門家が警鐘を鳴らしています。適切に治療すれば元の健康を取り戻せますので、早めの対処が必要です。

こんな症状は要注意

• よくむせるようになった
• 食べこぼしが多い
• 柔らかいものを好んで食べる
• 口臭がする
• ろれつが回らないことがある
• 外食を避けている

当院では舌の力や噛む力を測る検査、唾液腺マッサージなど患者さん一人ひとりにあった治療をご提案いたします。オーラルフレイルの疑いのある方のご家族の方もお気軽にお問い合わせください。

医科との連携

歯科から他医科はもちろん、他医科から口内の不調の患者さんの紹介を受けるなど、双方連携をはかり、健康を守っていければと思っております。そのため、患者さんがかかっている他医科に疾患の内容やお薬について伺うこともあります。